便秘に苦しまれている方へ、"便秘に特化した便秘専門の外来"、便秘専門外来を随時受付しております。
・長年便秘で何をやっても改善しない。
・便秘と下痢を繰り返している。
・排便をしてもすっきりしない。
・下半身がむくんでいる。
・血便や黒い便が出た。
・お腹が張りすぎて苦しい。
・市販の便秘薬を常用している。
・便秘のせいで、肌あれや吹き出物が出る。
このようなお悩みの方はまずはご相談ください。便秘を放置していると、頭痛、肩こり、疲れやすい、肌荒れ、ニキビ、冷え性、むくみなどを起こしたり、さらには、腸閉塞、痔、憩室炎、虚血性大腸炎などの病気につながったり、最悪の場合は命に関わってくることもあります。
また、便秘の「原因」を無視して、単なる下剤などの投与で済まされていることが多い現状があります。下剤は、最初のうちは良く効きますが、耐性があるので、使い続けているうちに効かなくなり、しまいには腸が動かなくなることもあります。
当院の便秘外来では、ただ単に薬を出して終わりということではなく、症状の原因を、大腸の形を調べ、大腸・肛門機能の評価し、お一人おひとりの便秘のメカニズムを分析したうえで、それぞれに応じた治療を行います。
厚生労働省が平成22年に行った国民生活基礎調査によると、便秘(排便障害)でお悩みの方は、全国で479万人(男女合わせ)いると考えられています。そして札幌圏の便秘人口は十数万人はいると推計されています。便秘は女性に多く、当院の便秘外来に訪れる患者さんの8割程度が女性となっています。
・便秘に悩んでいて、便秘外来を受診したいが、どんなことをするのか気になる
・何度も通院するのは無理だけど、大丈夫なのか聞きたい
といったお問い合わせも数多く寄せられています。
「便秘」は大きく「急性の便秘」と「慢性の便秘」 の2つに分けられます。旅行先で急に便秘になったり、ダイエットを始めたとたんに便秘になった、生理前に便秘になる、妊娠したら便秘になった、などは「急性の便秘」にあたります。そして、徐々に進行する「慢性の便秘」があります。
「女性に多い便秘」
大腸全体の運動機能が低下して起こる。内臓下垂・虚弱体質の人に多い。一番多い便秘。
「高齢者に多い便秘」
直腸まで便が下りてきているのに、便意が起こらないため起こる便秘。
「ストレスに弱い人に多い便秘」
ストレスから直腸の緊張が異常に高まり、起こる便秘。便秘と下痢を繰り返し起こす。コロコロ便、ボロボロ便。
痔とまぎらわしいオシリの病気のなかには、とくに女性に要注意のものがあります。その一つが「直腸ポケット」で、中高年の女性が排便困難を訴える大きな原因の一つになっています。「直腸瘤」や「直腸膣壁弛緩症」とも呼ばれますが、一般的にはあまり知られていない女性特有の病気です。
女性の膣と直腸を隔てる壁は、もともと薄いものです。出産や排便時にかかる負荷、あるいは加齢などにより、その壁がさらに薄くなることがあります。排便時のいきむ動作によって、直腸と膣の間の薄くなった壁が膣側へとポケット状にふくらんでいきます。これが「直腸ポケット」で、このポケットに便がひっかかって通りが悪くなります。すると排便しようといきんでも、便を押し出す力がポケット状になっている膣側に分散します。その結果、便をうまく排出できなくなります。
直腸ポケットの方の調査で、次のような回答があります。
・排便の際、肛門のところで、便が止まってしまう(83%)
・肛門の周りを圧迫して便を出す(75%)
・指でかき出す(44%)
・残便感がある(40%)
・下剤や浣腸を使用している(63%)
直腸ポケットの症状は、感覚的なところが大きいものですが、排便造影検査を行うと直腸ポケットが映し出されます。
~当院の治療法~
排便造影検査というのは、小麦粉などをペースト状にしたものを便の代わりに直腸に入れ、排便してもらいます。その過程をX線ビデオカメラで撮影し、通常の診断では分からない排便機能の異常を客観的に観察するものです。この検査で、客観的に正確に診断を行うことができます。
手術で症状は改善します。当院では、過去に300例ほどの手術を行っています。女性が要注意の病気に、「便失禁(肛門括約筋不全)」もあります。便失禁は排便の禁制がきかず、無意識のうちに、または意思に反して便の排泄がたびたび起こる状態です。便の禁制は、「筋力・感覚・容量」の三つのバランスで保たれています。このどれかに問題が起こると、便失禁が生じることになります。
・筋力の低下
吸引分娩、会陰切開、肛門手術(痔瘻や鎖肛などの幼少期の手術)、外傷(脊髄損傷)、加齢などによる肛門括約筋の筋力の低下。とくに、吸引分娩では高率で括約筋の挫傷が起こる。
・感覚の低下
排尿障害治療薬などの薬による感覚の低下。直腸や肛門には便とガスを区別する機能があるが、薬の使用でその機能がうまく働かなくなる。
・容量の低下
直腸がん、大腸全摘などの手術による容量の低下。
便失禁は、女牲に特有のものではありません。大阪大学に、日本人の65歳以上の成人約1400人を対象とした調査があります。この結果は男性で8.7%、女性で6.7%に便失禁の症状があり、2%で1日1回以上の便失禁を来すとされています。それでも、ここで便失禁を「女性が注意したい病気」としたことには理由があります。
出産(とくに吸引分娩)のあと、筋力の低下から便失禁になる方が多い。
これが、女牲が便失禁を注意したい病気に挙げた理由です。女性にとって、子供を授かることはとてもハッピーなことです。しかし、出産が原因で便失禁になってしまっては、その幸福感の一部は損なわれてしまいます。さらに、それに対処できる病院がほとんどないことも問題ですが、当院では出産後の便失禁に対応しています。
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